JOURNAL 特集
Interior Objet -オブジェのある生活-

置き場所から考える
インテリアオブジェのセレクト
オブジェは置いた瞬間に、部屋の中で少し変化が生まれる。
オブジェには用途があるわけではありません。そこにある理由は形が気に入ったからということになる。それだけの理由で置かれているものが部屋にひとつあると、その部屋は少しだけ、その人のものになる。
DETAILには多くのオブジェがあります。動物の形をしたもの、意味のとりにくい抽象的なもの、素材を楽しむもの。並べ方によって印象が変わるので、今回は置き場所ごとに分けて紹介することにしました。
玄関、リビング、棚とシェルフ、デスクと書斎。
それぞれの場所で映えるサイズや形は、実際に違う。離れて見る場所と、手が届く距離で見る場所では、目に入り方が変わってくるからです。4つの場所に分けたのは、そういう相性を見て頂きたかったからです。
あなただけの置き場所は自由に決めていただいて構いません。気に入ったものが見つかれば、それでいいと思っています。
INDEX
画像をタップするとアイテムに移動します
Section 1
玄関のオブジェ
玄関は、家の中でいちばん滞在時間が短い場所です。それなのに、一日のうちで最初と最後に必ず通る。
靴を履くあいだの数十秒、視線はどこかに向かっています。その先に何もなければ、玄関はただの通路として過ぎていく。そこにひとつ何かが置かれていると、出かける前と帰ってきたときに、必ず目が合う場所ができる。
置ける面積が限られているぶん、選び方も少し変わります。大きなものは入らないし、動線を邪魔しても困る。手のひらに乗るくらいのサイズで、それでも存在感のあるものが向いている。
鍵や指輪を置く場所を兼ねられると、なお使いやすい。
Porcelain Hand Objet

白い陶器で、手の形をかたどったシリーズ。指の組み方はどれもポジティブなハンドサインで、出かけるときに目に入ると、背中を押されたような気分になります。指輪やブレスレットを預けておく場所としても使える形です。


LINEUP
Matryoshka

MIDORI KOMATSUとDETAILのコラボレーションによるマトリョーシカ。表情のひとつひとつに思わず口元がゆるみます。玄関のように置ける面積が限られた場所でも収まるサイズなので、靴箱の上に並べておくのにちょうどいい。


LINEUP
Hornsea Mini Objet

1960年代から70年代のホーンジーのアーカイブから復刻したストーンウェアシリーズ。小物トレイとして使えるタイプもあり、鍵や小銭が散らかりがちな玄関で役に立ちます。ミッドセンチュリーらしいコミカルな佇まいが、その場所の印象を変えてくれる。


Section 2
リビングのオブジェ
リビングは、家の中で最も長い時間を過ごす場所です。座って、寝転んで、誰かと話して、テレビを見る。姿勢も視線の高さも一定しない。
だからオブジェの見え方も一定しません。ソファに座ったときと、立ち上がって部屋を横切るときでは、同じものが違って見える。玄関のように手が届く距離ではなく、少し離れたところから目に入ることのほうが多い場所です。
離れて見て形がわかるかどうか。そこが選び方の分かれ目になります。小ぶりなものを置いても悪くはないけれど、この広さでは埋もれてしまう。ある程度の大きさか、あるいは形そのものに動きがあるもの。そのどちらかが向いている。
人を招いたときに、最初に話題になるのも、たいていリビングに置かれたものです。
Ceramic Bird

陶器でできた鳥のオブジェ。DETAILでも長く人気のあるシリーズです。ポーランドの窯でひとつずつ手作業により作られていて、釉薬のかかり方は同じものがひとつとない。羽ばたく直前のような、動きの一瞬を止めたフォルムも見ていて飽きません。数を並べて群れにするのも、一羽だけを置くのも、どちらも様になる逸品です。


LINEUP
Cat Objet Kisu

デザイン界の巨匠エーロ・アールニオによる猫のオブジェ、KISU。猫の輪郭を限界まで削ぎ落とした形で、置いても空間を圧迫しません。削ぎ落とされたフォルムで構成されているぶん、光の当たる角度で表情が変わります。朝と夕方では、同じ場所に置いたものが違って見えるのもポイントの1つ。


LINEUP
Astronaut Interstellar

スペインとメキシコにルーツを持つNohaymapasのアートオブジェ。世界を超えていくような宇宙飛行士をモチーフにした陶器で、ひとつずつ手で作られています。サイズも形も主張が強く、置いた瞬間に部屋の中心が決まる。人の集まるリビングでこそ本領を発揮するタイプのオブジェです。


LINEUP
Section 3
棚・シェルフのオブジェ
棚は、部屋の中でいちばん近くで見られる場所かもしれません。前を通るたびに視界に入り、ときどき立ち止まって眺める。ものによっては手に取ってみることもある。
その距離だと、細部が見えてきます。ガラスの透け方、表面の質感、細かな作り込み。離れていたら気づかないところまで目に入る。だから棚に置くものは、近くで見て面白いかどうかが基準になります。
棚に置けるかどうかは、棚板の高さで決まります。そこさえ収まれば、小さなものを並べても、少し大きなものをひとつ置いても構わない。本や小物が隣に並ぶ場所なので、それらと並んだときに互いを邪魔しないかどうか。選ぶときに見ているのは、たぶんそこだと思います。
いくつか並べて、季節ごとに入れ替えるという楽しみ方もあります。
Glass Objet

DETAILが手掛ける、動物の姿をガラスで表現したオブジェシリーズ。透明な素材だからこそ、置く角度や光の入り方でまるで違う表情を見せます。朝の光と、夕方の低い光では、同じものが別のものに見える。棚の上に置いておくと、通りかかるたびに目が留まる存在になります。


LINEUP
Snow Dome

スノードームは棚に置くオブジェの定番ですが、DETAILが揃えているのは少し個性的なラインナップです。宇宙、波、火星と、閉じ込められている光景がそれぞれ違う。目の前を通るたびに、つい手に取って振りたくなってしまうのがスノードームの厄介なところで、いちばんの魅力でもあります。


Cat Toy Minka

旧東ドイツ時代から愛され続けてきた、黄色い猫のミンカ。当時の金型をそのまま使って作られていて、レトロな佇まいと、キョロキョロと動く瞳が特徴です。首と足が動かせるので、好きなポーズをつけて棚に置ける。軽くて気軽に手に取れる質感も、近くで見る場所にはよく合います。ゆるいフォルムのせいか、猫特有のあの気だるさもどことなく漂っている一体です。


Section 4
書斎・デスクのオブジェ
デスクや書斎の上は、たいてい自分しか見ていません。
玄関やリビングに置くものは、どこかで人の目を意識します。来客がどう思うか、家族がどう感じるか。そこまで気にしていないつもりでも、選ぶときにその意識は少し働いている。デスクにはそれがない。
誰に説明する必要もなく、自分が気に入ったというだけの理由で置いておける場所です。
もうひとつ、この場所の特徴は距離が近いことだ。手を伸ばせば届くし、実際に触ることもできる。眺めるだけでなく、動かしたり、揺らしたり、光にかざしたりできるものが向いています。
作業に詰まって顔を上げたとき、そこに何があるか。ほんの数秒のことですが、その数秒に何を見るかは、自分で決めていいはずです。
Toy & Book

ブックレットとTOYがセットになったシリーズ(一部を除く)。デスクの隅の空いたところに置けるサイズで、手を伸ばせばすぐ届きます。作業に行き詰まったときに少し触ってみる。それだけのことなのに、意外と気分が切り替わるものです。


LINEUP
Elleiptical Desktop Mobile

有機的なフォルムが目を引くデスクトップモビール。空気が動くたびに、ごくゆるやかに姿を変えます。集中しているときには気にならないのに、ふと視線を上げると、さっきとは違う形になっている。時間が流れていたことに気づかされるような感覚があります。デザイン性の高さもあって、置いてあるだけで様になる一品です。


LINEUP
CMY CUBE

シアン、マゼンタ、イエローの三原色で構成されたCMYキューブ。光にかざす角度を変えると、重なった色が次々に変わっていきます。色が生まれる仕組みをそのまま手の中で確かめられるオブジェで、書斎やデスクとの相性がいい。理屈がわかっていても、やってみると何度でも繰り返してしまいます。












































