JOURNAL 特集
世界で愛される、KIKKERLAND
2022年に30周年を迎えたKIKKERLAND(キッカーランド)。
1992年の創業から、喜びや発見ができる商品を生み出すことをモットーに、
好奇心が刺激されるようなアイデアが詰まったオリジナルプロダクトを数多く作り続けています。
世界中にファンを持つ、KIKKERLANDとはどんなブランドなのでしょうか?
KIKKERLANDは創業者が友人とデザインした、ひとつのフラワーベースから始まりました。
オランダ生まれの創業者Jan van der lande(通称 ヤン)は
エンジニアとしての仕事に満足できず、新たな機会を模索していました。
そんな時、子供の頃からの友人兼デザイナーであるRob Dashorst(通称 ロブ)が手がけた
ガラス製のフラワーベースの取り扱いを始めることに。
ヤンはそのフラワーベースを自転車の荷台に積み、ニューヨークのデザインストア等に紹介する為に走り回りました。
そのビジネスは成功し、オランダ出身のデザイナーの代理を務めるまでになりました。
ところが計画は思うように進まないことに。
理由はなんとヤンがハドソン川に浮かぶ、ハウスボート(居住型の船)に住んでいたことにあったのです。
画像左:ヤンが暮らしていたハウスボート / 画像右:ロブがデザインを手がけた「V vase 」
フラワーベースは4枚の板ガラスを張り合わせV字型にした、極めてシンプルでエレガントなデザイン。
しかしハウスボートの上では波で船が揺れてしまい板ガラスの接着が難しく、
部屋中のあちらこちらに接着剤が付いているほどでした。
そんな経験からヤンは川から地上にオフィスを移し、新たに事業を拡大することにしたのです。
画像左:ヤンが暮らしていたハウスボード内の様子 / 画像右:KIKKERLANDチーム(2006年)
もしヤンがハウスボートに住んでいなかったら、KIKKERLANDは生まれていなかったかもしれません。
そんなとてもユニークなストーリーと共に、KIKKERLANDはスタートしました。
KIKKERLANDは創業当時からデザインと共にあり、ヤンはKIKKERLANDというブランドを通して自分の人生をデザインしています。
数人の友人と始めた会社は、今ではニューヨーク・オランダ・香港にオフィスを構える大きなチームとなりました。
画像:カタログ(1996-2004年)
ヤンはKIKKERLANDが世界で愛される理由をこう言います。
「それは、KIKKERLANDがいつも”新しい”からだよ」と。
人はいつも新しいアイデアを求めながら暮らしています。
だからいつも新しいものがあるKIKKERLANDを訪ねてくれる、と彼は考えています。
KIKKERLANDでの30年の経験は、すべての問題には解決策があることを彼に教えてくれました。
解けないものなんて、この世にはないのです。
彼は自分の仕事と、一緒に働くスタッフを愛しており
これからの新しい世代のために、よりよい世界をデザインしたいという考えを持ち続けています。
KIKKERLANDのアイテムの魅力はなんといってもそのユニークさ。
しかしKIKKERLANDのデザイナーの目標はとてもシンプルです。
それは、人の問題を解決すること。
誰しも家庭や会社でなにかしら課題を抱えていたり、どんな時でも誰かの誕生日にはプレゼントが必要だったり。
皆が抱えている問題に、デザインを通して解決策を提案することでKIKKERLANDはどんな時代にも愛されてきました。
画像左:グッゲンハイム美術館のオーダー(1993年) / 画像右:創業当時からの定番商品『CRITTER』(1997年)
目覚まし時計やペンなどのシンプルなものから、
クスッと笑えるちょっぴりアクセントがあるもの(猫のおしりのマグネットやプロレスボトルオープナー)まで
ありとあらゆるアイテムがKIKKERLANDには揃っています。
誰かについ話したくなる、何かアイディアが欲しい時にふと手に取りたくなる、そんなアイテムばかりです。
KIKKERLANDの中には、いくつかシリーズ展開があるのを知っていますか?
それぞれのデザインを通してKIKKERLANDは『ストーリー』を語ろうとしています。
最近の数年間のストーリーは、世界中の人の人生を変えたパンデミックを克服する方法を見つけることでした。
「ストーリーはシンプルな場合もあれば、とても深刻な場合もあります」とヤンは言います。
KIKKERLANDは変わりゆく世界と共に起こっている『ストーリー』に対して出来ることを真剣に考え
デザインを通してメッセージを伝え続けています。
デザイナーの大切な思いが込められた、3つのシリーズもチェックしてみてくださいね。
KOBE(コービー)
キッカーランドUSAのオフィスには「コービー」という名のオフィス犬がいます。
家族であるこのオフィス犬からインスピレーションを受けたシリーズが、この「KOBE」です。
今を精一杯生きること・悩みを抱えないこと・愛すること・たくさん遊ぶことなど
人生に大切なことを、アイテムを通じてきっと私たちに教えてくれるはずです。
KOBEシリーズは、世界中の野良犬の保護団体「 International Street Dog Foundation」を支援しています。
KIDOKI(キドキ)
遊び心があり、どこか懐かしい、子供たちの創造性を刺激するキッズシリーズです。
子供たちに触れて楽しむことの大切さを伝えたいとの思いからスタートしました。
イギリスを拠点とするデザイングループ「Goodlines」がデザインを手掛けています。
おもちゃに使用されている木材はFSC認証(※)を受けており、すべてのアイテムはイギリス/EUの玩具試験に準拠しています。
※FSC認証:適切に管理された森林から生まれた木材・製品に与えられるマーク
HUCKLEBERRY(ハックルベリー)
ハックルベリーは子供たちが自然の美しさを体験しながら、
アウトドアアドベンチャーを楽しめるアイテムを展開するシリーズです。
外で走りまわったり木に登ったりするだけではなく、
友達のつくり方、勝ち負けを学ぶこと、自分で状況をコントロールする方法など
大人になるためのスキルを楽しみながら学んでほしい、という思いが込められています。
すべての子供たちが日常生活の中で自然と一緒に遊び、学び、成長する世界を目指す
非営利団体「Children & Nature Network」にハックルベリーの売上の一部を寄付しています。
画像:NYでのトレードショー(2021年秋)
わたしたちDETAILはKIKKERLANDの日本国内の総代理店として
日本のみなさんに向けたアイテムを厳選してインポートしています。
取り扱いのアイテムはなんと300種類以上。
これほどのラインナップが揃うのはDETAIL ONLINE STOREだけ。
KIKKERLANDの世界を思う存分お楽しみください。
DETAILは日本のみなさんにKIKKERLANDのことをもっと知ってほしい、KIKKERLANDのアイテムで笑顔になってほしい、
との思いと共にこれからもKIKKERLANDの魅力をお伝えしていきます。
※記事内の画像に掲載されている商品の一部は、国内で取り扱いのないものも含まれています。ご了承ください。